高岡工芸高校生の現場見学!(後編)
高岡工芸高校土木コース2年生による現場見学会。午前の部は橋梁工事の現場に行きましたが、午後は、「下伏間江福田線立体交差整備その3~5」(発注=高岡市、施工=その3:谷口・グランテックJV、その4:昭和建設・清水工業JV、その5:橋本建設・西村工業JV)の現場見学からスタート!(ぜひ、前編【橋梁編】を読んでいただいてから後編をどうぞ!)
下伏間江福田線は、高岡市の道路計画として重要な幹線道路。新高岡駅や商業施設も近くにあることから、多くの交通量が発生するうえ、J R城端線も交差しており、渋滞のない安全な道路を整備するためのアンダーパスを整備します。
雨が降りしきる中、いざ現場へ!
この現場では、立体交差整備工事「アンダーパス化」に伴う、現場打ち擁壁工、土留工事などを見学。
一口メモ
擁壁工とは? →土地の斜面が崩れないように、斜面を安定させる工事
土留工とは? →この現場での土留工は、鋼矢板やH鋼を用いた切梁(きりばり)・腹起し。地下を掘削する際の仮設
澁さんの説明によると、U型擁壁をつくる前の段階として、地上から−8m付近までの掘削を行っているとのこと。地上から深くて重機のアームが届かないので、小型重機数で土を掻き出す作業を行なっていると説明してくれました。
次はその4工事(昭和・清水JV)の現場に移動。その3・5工事とほぼ同様の工事を行なっています。鉄骨剥き出し、上から見る現場は興奮そのもの!
地上からの大型クレーンで土砂を運びます。
見学後は瀬野さんが高校生に向け、建設業の仕事について話をしてくれました。
「20歳でこの業界に入って今年でちょうど30年が経ちます。未だに完成した現場を見ると喜びと感動が湧き上がります。そして自分が携わった現場を通る時も再びその感動を得ることができます。『つくって感動、使って感動』することは地元の建設会社ならではだと思います」
これで今回の現場見学会は終了です。時折、雨が強くなる時もありましたが、無事に全ての現場を見て回ることができました。建設業の仕事、そして働き方。現場を見学した生徒はどう感じたのでしょうか!?見学した現場は工事真っ只中。工事が無事に安全に進みますように!