建設会社のユニフォーム特集Vol.1
【大高建設編】
今回から始まった建設会社のユニフォーム特集!
Vol.1は、黒部市宇奈月温泉に本社を構える大高建設さん。唯一無二のオリジナルユニフォームを作られたとお聞きし、製作の立ち上げから携わられたプロジェクトメンバー、土木部主任の吉村果恵さんとネパール出身でフロンティア事業部主任のラズバハク ホシナさんに色々とお話を伺ってきました!
ラボ
新しいユニフォームにされたキッカケを教えてください!
吉村さん
当社の大橋社長と入社1〜3年目の若手が意見交換する「社長塾」でいろんな話しをしていた時に、たまたま社服の改善点の話になり、2018年の冬ごろに新社服プロジェクトが立ち上がりました。
ホシナさん
今回のプロジェクトでは、ブルゾンを新しく作りました。今までの社服は上下全て既製品で、ずっとデザインも変わっていませんでした。
ラボ
プロジェクトはどのように進んでいったのですか?
吉村さん
各部署から数名ずつ集まって9名のチームが結成され、私たちは社内の意見を集約する役目でした。あまり現場に出られない冬の時期を利用して一カ月に1〜2度打ち合わせを重ね、約1年がかりで完成しました!
ラボ
新社服のコンセプトを教えてください!
吉村さん
よくある作業服よりは、スマートかつスタイリッシュで今までにない作業服にしたいと思っていました。以前の社服でも取り入れていた「黒部川」のカラーを今回も引き継いでいます!
ホシナさん
あとは、安全面を考慮して帯電防止の素材を取り入れています。これも以前の社服から継承されていることで、デザイン性と安全面を兼ね備えた唯一無二を目指しました。
ラボ
見た感じ、スタイリッシュで着心地も良さそうですね!
吉村さん
既製品のパンフレットを色々集めては探したんですけど、好みの色や形、ピンと来るものが中々見つからず…。ネットで検索していたら、オーダーユニフォームカンパニー(山口県)さんを発見して「自分たちのユニフォーム、作れるじゃん!」って感じでした(笑)。
吉村さん
チームで練った構想をオーダーユニフォームの担当者の方に伝えて、2パターンのサンプルを作ってもらい、みんなで意見を出し合いながら去年6月に完成しました。
ホシナさん
昨年度は、旧社服から新社服への移行期間で、どちらを着用しても良かったのですが、すぐに皆さんが新社服を着用してくれて!凄く嬉しかったですね。
ラボ
機能面はどうですか?
ホシナさん
社服に色々モノを入れたいけど、「ポケットの大きさが物足りない」や作業中にしゃがんだ時、「モノが落ちてしまう」という社内からよく聞いていたので、左右の胸に大きなポケットをつけ、落とさない工夫を取り入れました!
吉村さん
社服のポケットには電卓、スマホ、野帳、ペンも入れるので、よくポロっと落ちてしまうことがありました。私は、このほかにドローンの電池も入れたりするのでポケットはパンパンです(笑)。
ラボ
実際に新社服を着用してみてご自身の感想はどうですか?
吉村さん
色味がガラッと変わったことと、製作に関われたことで気持ちが引き締まる想いです。元々あったポケットを無くして、胸のポケットを思いきって大きくしたことで、「モノが落ちなくなった」と言ってもらえたり、自身としても使い勝手が良くなったと感じます。
ホシナさん
プロジェクト中は色々な意見を集約しながら進めていたので、実際に出来上がった時は社内の皆さんの声も気になるところでしたが、「かっこいい」「スゴイ」と言ってもらえたので良かったです。すごく不安だったので(苦笑)。社長からも「新しくなると新鮮でイイ。会社のイメージも良くなるね」と言ってもらえて嬉しかったですね。
吉村さん
あとは、ロゴマークも新たに入れました。社名も「安全第一」も英字表記にして、当社のグローバル化を象徴するようなデザインになっています。
ラボMEMO
大高建設はミャンマーに現地法人(大高ミャンマー)があり、日本の土木技術をミャンマーで発揮されています。そして、外国人留学生を県内で最も採用する会社の一つです。ホシナさんはフロンティア事業部として大高ミャンマーの立ち上げに携わった一人。コロナ禍になる前は頻繁に現地に足を運んでいたそうです!
ラボ
ちなみに…既製品と違ってオリジナルユニフォームはお値段も少しお高いのですか??
吉村さん
予算の話は会社から事前に言われなかったので逆に恐くて(苦笑)。
ホシナさん
社長からは「新しいイメージにするために、自由に作ってください」と言ってもらいました。吉村さんと一緒で恐れ多かったですね(笑)。
吉村さん
既製品よりはやっぱりお値段は高いですが、出来上がってみてそれだけの効果と意味はあると思いました!実際に着てみて、肩周りなどの改善点も出てきたので、今年中に直したい。こうした細かい直しが効くのもオリジナルならではですね。
ラボ
ブルゾンだけでなく、ヘルメットや夏服も新調されたとお聞きしました。ユニフォームなど身に着けるものが新しくなると、若者がますます建設業に興味を持ってもらえるかもしれませんね!
吉村さん
富山県建設業協会さんのイベントなどで、学生の方と話す機会が年に数回あります。話していると、昔のきつい・危険・汚いの「3K」から、建設業が脱却しようとしていることはすでに学生さんが知っていたり、理解していたりするんです。逆に私が遅れているのかな?と感じることもあり、取り残されないようについていかなければと思います(笑)。
ただ、安全面など絶対に変えてはいけないこともあるので、これまでの古き良きものを守りつつ、新しいものをどんどん取り入れていきたいと思います。
ラボ
最後に学生さんに一言、お願いします!
吉村さん
新しいことに挑戦できるのが大高建設です。その一環として今回社服も新しくなりました。私的にはカッコいい作業服なので、一緒に働きましょう!
ホシナさん
私は外国人で新入社員でありながら、色々なことにチャレンジさせてもらい、海外事業に関わっています。国籍や性別に関係なく、ベテランでも若い人でもワンチームで仕事ができます。私たちが全力でサポートします!