工事現場のご紹介【土木工事】
工 事 名 主要地方道富山戸出小矢部線県単独道路改良工事
工事場所 小矢部市芹川地内
工 期 2020年3月~11月
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〈 完成 〉 |
本工事は交通量の増加に伴う道路の拡幅と耐久性の向上を目的に行われました。測量から設計までICT(情報通信技術)を活用し、3D設計データの作成やそのデータをもとに構造物の出来形測定を行いました。
構造物の出来形測定 |
タブレット端末の3D測量ソフトを使用 |
交通量の多い現場だったので施工時の安全確保は大変でした。また、スキャナーで出来形測定を行う際には一般車両が入り込むため、管理図の作成に苦労しました。
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運転席からのモニター画面
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トータルステーションやGNSSなどの計測技術を用いて建設機械の位置をリアルタイムに測定し、施工箇所と設計値との差分が運転席のモニターに表示され、目標の設計値になるようブレードの高さや勾配を自動制御し施工します。
従来は高い施工精度を出すためには職人の熟練した技術が不可欠でしたが、このようなICT(情報通信技術)があれば短時間で高精度の仕上げが可能となるため、作業効率や安全性の向上とともに経験年数の浅いオペレーターでも建設機械の操作が可能となる、というわけですね。
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搬入された材料が仕様通りのものか確認します |
昨年の春から秋にかけての工事となりましたが、無事完成を迎えることができました。