素人アラサー男性の土木現場体験記#1 ~生コン打設編~
こんにちは!たち建設の横山(28歳)です!
学生の皆さんに土木工事現場での仕事内容をリアルにお届けするために企画しました
「素人アラサー男性の土木現場体験記」。今回が初の掲載となります。
初回ということもあり、不慣れから写真の撮り忘れが非常に多いです。
その点だけはどうか、目をつぶっていただけると助かります・・・。
ということで、ぬるっと始まります。
当日は2月9日木曜日。天気はこの時期には珍しく快晴と、大いに恵まれました。
防寒着を着ているのでさすがに寒くはありませんね。
今日の現場は、砺波市五鹿屋。砺波市南部小学校から歩いて5分程度の場所にあります。
工事名は「土地改良総合整備 五鹿屋鹿島地区 水路整備第3工区工事」。富山県発注の公共工事です。
このような田んぼ・住宅回りの水路、その周囲の整備工事です。
さてさて、そんな現場の今日の仕事は「生コンの打設」。
組みあがっている型枠や骨組みに生コンクリートを流し込み、最終的にヘラで綺麗に均し成型する作業です。
さてさて、クレーンで吊るしてある物体。「ホッパー」です。
右側にあるレバーを下げると下側の蓋が開き、生コンが流れ出てきます。
生コンの打設はこれがないと始まりません。
そして、今日の横山の仕事はこのホッパー作業がメインです。
作業中は自分の仕事でいっぱいいっぱい。写真を撮る暇なんぞなかったので、僭越ながら私の手書きの絵を用いて作業の流れをご説明します。
<①生コンをホッパーに積み込む>
生コンはたち建設では作っていないので、他の企業様に頼んで運んできてもらいます。
ショベルに吊ってあるホッパーの中へ、生コンを積みます。
<②ホッパーを施工場所の真上へ>
ショベルはその場からぐるりと旋回し、あるいは少し移動して、ホッパーを施工場所の真上まで動かします。
まさに今回がそういう現場でしたが、施工場所が民家のすぐ真横という場合、お家の壁にホッパーをぶつけないように
両手で抑えることが必要にもなってきます。
ショベルのオペレーターからは意外と死角も多く見えていないこともあるので、いざというときは「ちょい右ー!!」とか「ストップ!!」など、オペレーターに聞こえるように大きな声で指示することも大事です。
<③生コン打設>
さあいよいよ横山の出番!
先輩の合図でホッパーのレバーを下げ、生コンを打ち(流し)ます!
どのくらいの量を入れるのか?については横山は素人なので、先輩にお任せ。
先輩の「はい入れてー!」「はーいストップー!」という合図に「はいいい!」と返事をしながら、生コンを打って打って打ちまくります。
同時に先輩は、「生コンバイブレータ」という器具で生コンを震わせ、締固め(空気抜き)を行います。
写真の左上にある、長いホースのようなものですね。
生コンに突っ込んで振動させ、空気を抜くための装置です。空気が入ったままになっていると、後々ひび割れ等の原因にもなります。
<④表面をコテでキレイに均す>
必要量の生コンを打ち終えたら、後はコテで綺麗に均します。
均し終えたら固まるまで養生、置いておきます。
この①~④までを、全ての打設個所で終えるまで繰り返します。
さて、生コンは固まるまで、絶対に踏んではいけません。足跡が残ってしまいますから。
意外と天敵なのが、カラスなどの鳥だそうです。
もう一度言います。絶対に踏んではいけません。
ちなみに横山はやってしまいました・・・。「横ちゃん、やったなぁ~~?!笑」と優しい先輩方がすぐにリカバリーしてくださったので事なきを得ましたが、皆さんはくれぐれもお気を付けください。
休憩時間になると、生コン打設の現場も物珍しそうに見ていかれた90歳のご主人のお家にお呼ばれして一服。
ドラマに出てきそうな、とても雰囲気のある場所でコーヒーとお菓子をご馳走になりました。
90歳のご主人と、たち建設の先輩。
「おじいちゃん可愛い!写真撮ろ!」と、とってもフレンドリーな先輩の様子をパシャリと収めました。
余談ですがこの先輩、別の現場ではグミばっかり食べて女性技術者に『グミ禁止令』を言い渡されたそうです笑
思い返すと、この日最初に私が言われたのも「お菓子食べる?」でしたね…笑
今回はここまで!
長い長い記事を最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
次回はいつ、と明確に言うことはできませんが、夏前頃には2回目を更新したいと考えております。
その時は写真の量をもっと増やします!笑
それではさようなら(=゚ω゚)ノ