朝日建設株式会社
100年先へ向けて、ふるさと富山発展の礎を残したい
連載記事
※不定期連載
「電気工事士って面白い!」
工業高校の電気科出身ですが、授業内容にもピンとこない毎日を過ごしていました。しかし、電気工事士の資格受験が必須で、勉強を重ねていくうちに『電気工事士は面白い!』と思うようになり、仕事をするなら「電気工事をしたい」と志すようになりました。
学校で掲示される就職先の求人情報には、女性の場合、工場や内勤などが主でしたが、当社の朝日建設は男女問わず、電気工事士の求人をしていたので入社を希望しました。
実は約10年前、現在の職から離れたことがありました。復帰したのは2~3年前です。建設業から離れていた間は、当社が立ち上げた福祉関連の仕事をしていました。
電気工事からほど遠い仕事をしていましたが、お客様から簡単な電気工事を頼まれることが稀にあり、「やっぱりこの仕事が好きだな」と思うようになりました。
電気部に戻ってからは様々な現場に行き、劣化していたものが改修して見違えるようにキレイになったり、何もなかったところに建物が出来上がったりと、自分が工事に携わった結果を直に感じると感無量!また次なる完成の喜びを味わいたいと思うようになりました。ですから、「この仕事はやめられない!」ですね。
高校生の時に電気工事士の試験の練習で工具を使っていましたが、机の上での試験用に使っていただけで、机がないとナイフやペンチ、ドライバーなどを使えませんでした。
いざ就職し、現場に出ると当然ですが、机なんてありません。先輩方の工具の使い方も様々で、今まで習ってきたことが全くと言っていいほど役に立ちませんでした。
先輩方の工具の使い方は洗礼されており、真似をすると指を切ったり潰したり、力が無くてペンチを握り切れないなど、失敗の連続でした。今やっている作業が何かも理解できず、間違えてしまうことも多々あり、先輩から「辞めてしまえ!」と言われることもあり、辛くて泣いた時もありました。
ですが、その後も根気強く教えてもらい、工具の扱いにも何とか慣れて「この仕事はあんたの仕事だね」と言ってもらえた時は本当に嬉しかったですね…。これからも様々な仕事を任せてもらえるよう、まだまだ頑張りたいです!
今では自分も馴染んでしまい至って普通ですが、一番ビックリしたことは『昼寝』ですかね!お昼休憩で休憩所に行くと大抵の職人さんたちが、すごい速さでお昼を食べて横になって雑魚寝します。
私自身、入社当時は当然寝れなかったですし、スマホもない時代なので時間を持て余していました。お昼休憩に図面など書いても「昼だからもうやめとかれ」と上司に言われ、また暇だな~と思っていたものです。しかし、今では私も昼寝します!10分でも寝ますね!(笑)
慣れるまでは大変な仕事ですが、慣れたら本当に奥が深く、やりがいのある仕事だと思います。昔と違って怖い先輩も少なく、キツイ・汚い・危険の「3K」についても、夏は空調服や水分補給など当社は手厚くサポートしてくれますし、天候に左右される仕事も雨の日は屋内、晴れた日には屋外など、天気予報で事前に段取りもします。
忙しい時期はキツイと感じる時はありますが、ずっと続くわけではないので、3Kもずいぶん和らいだのではと思います。興味があれば「やってみる価値」のある職業だと思いますよ!
今村さんの1日のタイムスケジュール
朝日建設株式会社 電気工事部 主任 今村純子さん
昭和50年11月18日生まれ 富山市出身 大沢野工業高校卒
趣味は家庭菜園(今年は小玉スイカが8個取れました。トマト、ナス、キュウリ、オクラなど育てています)
夫、娘2人(19歳と15歳)の4人家族