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連載記事

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わかもん

富山市蓮町に来春、「富山県創業支援施設・U I Jターン等向け住居」が完成します。この施設は「2017年第8回建築甲子園」(全国79校153作品)で優勝した富山工業高校のリノベーションプランが基礎となり、高校生が企画し設計したプランが現実のものとなります。

外観(左側より北2号棟(UIJターン住居)、北3号棟(創業支援施設)、北4号棟(UIJターン住居))

外観(創業支援施設)のイメージ

この全国に先駆けて整備される職住一体の新たな拠点は、使われていなかった旧県職員住宅を創業支援施設1棟、U I Jターン者等向け住居2棟として生まれ変わり、現在改修工事が進められています。
※富山県が公表している「旧県職員住宅改修のこれまでのストーリー」↓凄く分かりやすく解説されていますので是非チェックしてみてください!https://www.pref.toyama.jp/100222/sougyo/koukou.html

2017年建築甲子園で富山工業高校が優勝したプランがこちらです↓

その名も「夢を描きながら住まうこと〜地域を創るわかもん団地〜」。すでにご存知の方も沢山いらっしゃるかと思います!

当時、富山工業高校建築工学科3年生だった榊原由比菜さん、新村希和さん、高柳桃花さん、早野詩織さんの4名で1チームを作り、建築甲子園優勝を果たしました。監督は同校建築工学科科長の藤井和弥教諭です。(同校は2016年も優勝。2連覇を達成!)

優勝した2017年。模型を囲むメンバー

左から新村さん、高柳さん、榊原さん、早野さん

表彰状を受け取る富山工業高校チーム

この4名と藤井教諭が地域の社会問題に取り組み、考え出したアイデアとプランが「地域を創るわかもん団地」なのです!

そして…2019年2月、富山県は蓮町の県職員住宅を創業支援施設に改修する方針を決め、全国にも例がない、高校生のプランが現実のものとなる第1歩を踏み出しました。

この事業を進めるにあたって、高校生のプランをより現実的なものに設計する必要がありました。そこで、2019年に公募型の設計プロポーザル(※)が実施され、審査の結果、仲建築設計スタジオ(東京都目黒区、共同代表 仲俊治・宇野悠里)が選ばれました。
※プロポーザル:デザインのおおよその方針について提案し、優れたものを選定する方法

プロポーザル時の仲建築設計スタジオの提案(創業支援施設)

コモンアーケードのイメージ(プロポーザル時)

現在は工事が着々と進められる一方で、富山工業高校では仲さん・宇野さんを中心に、現役生徒さんとのワークショップが展開されています。ワークショップではイスや照明のデザイン、そして試作が行われており、なんと!創業支援施設1階のチャレンジショップのカフェに採用される予定になっています。

7月26日に行われたワークショップ1学期成果報告会

照明班の発表

家具班の発表

そして…とやま建設ラボは、「富山県創業支援施設・U I Jターン等向け住居」が出来るまでを期間限定連載として、8月31日からスタートします!!

連載「わかもん〜高校生のプランが現実に〜」
建築家 仲俊治✖️富山工業高校教諭 藤井和弥✖️とやま建設ラボ

※隔週火曜日に公開

設計者の仲さんは設計・監理や事業の内容について、藤井先生は現役生徒さんが携わるワークショップやOBの方々の活躍について、ラボはこの事業に携わる様々な人達にインタビューを展開していきます!

この施設が出来るまでの過程、そして沢山の人が関わり、携わるこの事業を皆さまにもっと知っていただければ嬉しいです!ぜひ、ご覧ください。