安達建設株式会社
創業125年超の地域密着型総合建設業!
連載記事
※不定期連載
「女性だからできること」
私の母が建設会社で営業をしていて、その働く姿を見て「私もこんな女性になりたいな」と思い、建設業に入職しました。
仕事中は大変なことや辛いこともありますが一つの建物が出来上がり、お客さんの喜ぶ姿を見るとやりがいを感じますね。
一つの建物をつくるにしても、担当者が変わると、施工方法や現場の進め方がそれぞれで違ってきます。そこが面白さでもあり、自分の力を発揮できるところかなと思います。
25歳の時に経験した保育園の現場ですね。いち作業員として上司に言われるまま仕事をしていた時から、ある程度責任を持って「現場監督」の仕事をするように指導された変わり目の時期です。
自分がしっかり現場監督としての仕事をこなさないと、職人さんに迷惑がかかり、現場が止まってしまうのではないかと責任感に潰されそうになりました。途中で辞めたいと思ったこともありましたね…。ただ、「逃げた」と言われるのだけは嫌で、何とかやりきりましたが、この現場を最後までやりきったら会社を辞めようと思っていました。
私の頑張っていた姿勢を上司や職人さんが見てくれていました。現場が終わった時にお客さんだけではなくて、上司や職人さん、皆から「よく頑張ったね」という言葉をいただいて、「やっぱりもうちょっと頑張ろう!」と思い、気づいたら今に至ります(笑)
仕事が分からなくても、失敗しても、一生懸命やっていれば、職人さんも見てくれているので、そういうところから会話も成り立っていくし、打ち解けていけるのではないかなと思います。
男性だからできること、女性だからできることがそれぞれあるので、あまり「女性だから」とか気にしたことはないですね。もちろん、男性よりも力仕事で劣ることはありますが、女性だからこそできるきめ細やかな提案や、お客様との打ち合わせで話を聞いてもらえるという強みもあるので、特に困ったことはないです。
さて、ここで!安田さんと同じ現場で働く安達建設入社1年目の新入社員、川原咲希さんにお話を伺いました!
ラボ
川原さんにとって、安田さんはどんな先輩ですか?
川原さん
一つずつ丁寧に教えてくれます。1年目で分からないことだらけでも、最初から一つひとつ学ぶことが出来ています。優しくてカッコいい先輩です。隣にいらっしゃるので、ヨイショしているわけじゃないです(笑)。
ラボ
入社して半年ほど経過していますが、建設業界の1年目を振り返ってみていかがですか?
川原さん
入社した時は「仕事についていけるのか」「会社や現場の人たちに馴染めるのか不安」でしたが、会社全体の雰囲気が良くて優しい方ばかりだったので、気軽に質問できるし、毎日楽しく過ごしています!
ラボ
入社した前と後を比較して、建設業の印象はどうですか?
川原さん
建設業はキツいイメージがあったけれど、職人さんも気さくに話しかけてくれて緊張がほぐれます。毎日元気に現場に行っています!
ラボ
(安田さんに)川原さんのお仕事ぶりはいかがですか?
安田さん
「仕事を覚えよう!」との姿勢も見られるし、素直だし、このまま上手く育ってくれればいいなって。
ラボ
ズバリ!川原さんに期待するところありますか?!
安田さん
女性の現場監督ですので、将来長い目で見ると、家庭を持つことになると思います。その中でも続けられるように、体力的な仕事よりもデスクワークや現場管理で人一倍早く成長してくれれば、家庭と仕事を両立していけるのかなと思いますね。
ラボ
川原さんは、今後はどんなお仕事を手掛けていきたいですか?
川原さん
この会社に入った理由は、地域の人たちに携わりながら、役に立つ仕事をしたいと思ったからです。どの建物も人の役に立つものだと思うので、地域の人に寄り添っていける仕事をしていきたいです。
私には子どもがいて片親で生活していますが、家庭と仕事の両立はできています。建設業はどうしても男性社会というイメージがありますが、長い目で見ても「女性だから」と、不安に思うことはないと思います!
安田さんの1日のタイムスケジュール
工事部建築課長代理 安田笑美さん
1978年10月26日生まれ 砺波市出身
砺波女子高等学校普通科、北陸工業専門学校建築学科を卒業後、20歳で安達建設に入社。入社23年目。小学2年生の娘さんと2人暮らし。休日は娘さんと海や公園に出かけるそう。